先日家にお坊さんが来て、お経をあげてもらいました。
二十数年間、通っていただいたお坊さん。
今回、鎌倉の本堂に栄転?されるようで今日で最後だとのこと。
今まで やれ 仕事に・旅行に・・・と飛び回っていた私は
お坊さんの読経の席に同席した記憶は数回のみ。
今回父が入院したことで 「困った時の神頼み」
と正にそのものなのですが
心してお仏壇の前に座った私なのでした。
お坊さんのお話も、心にしみました。
人は誰でも死ぬもの。
この世は、修行の場。
あの世はもしかしたらとてもいい世界なのかもしれませんよ。
家族にできることは、精一杯の看病をすることです。
悔いを残さないように。様々な入院中の家族を見てきた。
その中で、家族が来ない患者さんと
家族が連日お見舞いに来る患者さんとがいる。
どんなに病状が重くても、毎日のように家族が看病している人の予後は穏やかだということ。
そんなお坊さんの話を妹にしたら
とても安心した様子。
というのも妹は4歳と2歳の子供連れでお見舞いに行くから
「うるさいからもう帰りなさい」と5分も経たずに親に帰されちゃうこともあって。。。
(実際、我が甥っ子は人一倍うるさいし、いたずらもハンパない)
電車とバスを乗り継いではるばる来ているのに
果たしてこのお見舞いは意味があるのだろうか
と悩んでいたらしいのです。
たとえ、5分のお見舞いだとしてもそれは意味ある!
私も妹も確信しました。
孫とのハイタッチ。
この威力に勝るものはないでしょう。