『ようこそ断捨離へ』の本読んでたら、こんなことが載ってた。
障害がある子って、特殊な才能があるんだって思わざるを得ません。
甥っ子見てると、「この子は神様なの?」って思うことがあったりする。
不登校中の息子は多分アスペルガー症候群。
(中略)
息子と寝室に入って話をした。
アスペルガーについて少し説明し、
こんなふうな特徴があったのだから、すごく苦しかったんだね、
その辛さを今までわかってあげられなくてごめんね・・・と謝った。息子はわんわん泣き出し、それは胸の底の底のほうから搾り出すような涙だった。
そして、これまでの気持ちを、一気に話しはじめた。
しゃべってもしゃべっても止まらない。
すごい勢いで口が動く・・・。
そのうち話の内容が変わってきた。なんか顔もしっかりしてる・・・。
以下、息子の話したこと。ねぇお母さん、どうしてお父さんが怒るか分かる?
お母さんは信頼されてないんだよ。じゃあ、どうしたら信頼してもらえるか教えてあげようか。
それにはまず、お母さんがお父さんを信頼すること。
お母さんとお父さんには信頼関係がないんだよ。
信頼されていたら、お父さんはどこへだって行かせてくれるよ。お母さんの心の中には、「信頼する」っていう宝箱がない。
これは土台になる大事な宝箱だから
本当は子どものうちに手に入れるものなんだけど、
お母さんは持っていない。
だから神様が上から見てて、あぁこの人は大変だなぁって思って
守るために僕を来させた。僕は、お母さんを助けるために、ここに来たんだよ。
妹は、お母さんに「うれしい気持ち」を教えるために来た。だから、いつも耳たぶをさわったりして甘えるてるけど
あれはうれしい気持ちを思い出して、
っていうサインなんだよ。だからさ、お母さん時々「もうやめてよ~」って怒ったりしてるけど
触られたら 「うれしい気持ちを思い出させてくれてありがとう」
って思わなきゃ。
でも、妹の天使は、まだ脳とつながっていないから
言葉で言っても何のことかわからない。
直接、心から心に伝えるんだよ。お父さんは、お母さんに試練を与えるために結婚した。
お母さんが信頼っていう宝箱を手に入れるためにね。とにかく、まずは「信頼」をゲットしないとだめ。
でないと次の宝箱は手に入らないよ。お母さんは、今まで、うれしさとか楽しさとか、
いくつかの宝箱をゲットしてきたけど
ここから先に進むには、信頼の宝箱が必要なんだよ。人生はね、色んな宝箱をゲットして行くところなんだ。
手に入れようとして一生懸命手をのばして、のばして…。
もうちょっとのところで、お母さんいつも手を放しちゃうんだよ。
やっぱりだめだって、あきらめるんだよね。それと、お母さんケンカになったら、「怒ること」に集中して
頭が真っ白になるでしょ。
もっと色々考えないとだめだよ。怒る気持ちだけが大きくなったら、裏側の良くない気持ちが
それを踏み台にしてジャンプするから、
さらに怒る気持ちが大きくなって…っていうふうに
どんどん大きくなるよ。そんな時は、裏側の気持ちが大きくなってることに気づいて。
忘れてたら、僕が教えてあげるから。『ようこそ断捨離へ』 BYやましたひでこ
続きは
『ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒト、そして心の片づけ術』を お読みください。