全国のプロカメラマン、スタジオ、写真館向けに発行されている専門誌
『スタジオNOW』の特集ページ「活躍する女性フォトグラファー」に
しいれいphotoを掲載していただきました!!
『スタジオNOW』を出版されている株式会社プロメディア様は、
写真業界の展示会PHOTONEXTの主催団体です。
ある日、『スタジオNOW』編集部様より連絡があり
「女性フォトグラファーの記事を書きたいので取材したいのですが」
というオファーが(゚∀゚)。
みなとみらいのカフェで、取材をされるという初体験!
ドキドキでした(笑)
専門誌のため、残念ながら一般の書店ではお取り扱いがないそうですが、
こうしてメディアに掲載されるようになってうれしいです!
撮影の原点は「ドキュメンタリー」
って、いいタイトルつけてくださって
ありがとうございます。
まさに、私の目指すところは、そこなので!
ビデオ撮影のように自然な流れを魅せる
しいれいphoto流のナチュラルフォト
Female Photographer ・ 活躍する女性フォトグラファー
撮影の原点は「ドキュメンタリー」
拠点:神奈川県横浜市/田中 しいれい氏神奈川県横浜市を拠点に活動する女性フォトグラファー・田中しいれい氏( HP:しいれい photo)。
ビジネスネームとしてつけた「しいれい」とは、see 見る +ray 光 = 光を見る、という意味。
名前の由来は「写真を撮ることによって 被写体の光、
つまり被写体の魅力や良さを見極める達人でありたい」とするもの。現在、プロフィール、家族、マタニ ティ・出産、生前遺影、
ビジネスポートレートなどを中心に、ナチュラルな写真を撮るフォトグラファーである。
以前、田中氏が会社員だった頃、ダイビングの虜になった。
そのときにタイ・ タオ島にて水中撮影と出会ったという。
「これを仕事にしよう」と決意し、水中撮影に2年半従事した。
一般ゲストのダイビングシーンを撮影し、思い出を提 供するというヨーロピアンスタイルに衝撃を受け、
イギリス系水中映像会社でノウハウを修得した。その後、日本に帰国し、 映像カメラマンに師事。
ドキュメンタリービデオ撮影技法を取り入れ、
水中撮影 以外のビデオ撮影を行うようになった。ブライダルムービー、ミュージック PV、 全日空のリクルーティングビデオ、
子供 キャンプの同行撮影など、フリーランスとして活動し続けた。
動画 からスチルへと転身したきっかけは、水中撮影時の負傷だった。
ビデオ機材よりも手にかかる負担の少ない スチルカメラに挑戦した。まずは、スチル写真の知識をつけるため、CP+ や PHOTO NEXT といった
写真関連の展示会で行われるセミナーにも積極的に参加した。スナップ撮影は「キヤノンフォト クラブ神奈川」( キヤノンフォトサークル 公認のクラブ ) で勉強を重ねた。「町の人に声をかける方法、人の撮り方などとても参考になった」。
現在は、ストロボ・ ポージングを控えた家族ポートレートや 生前の遺影写真など、
究極のナチュラル フォトを提供するため奮闘中だ。撮影依頼は、前職のつながりや口コミが 9割を占めるという。
拠点である神奈川県を中心に関東からの依頼が多い。いま、一番多い撮影メニューは女性起業家のビジネスポートレートであるという。
本誌 2011 年 11 月号でビジネスポートレートを中心にフリーで活躍している
女性フォトグラファー・松木マリ氏を取り上げたが、
松木氏は海外で学んだ撮影方法を駆使し、活動の幅を広げていると掲載した。では、 田中氏による女性のビジネス ポートレート撮影はどうか。
一例を挙げると、 女性起業家がホームページを立ち上げた際、
実際にその仕事をしてもらい、その姿をドキュメンタリー風に撮影するという。ウィキペディアによると、ドキュメンタリーとは「対象に演出を加えることなく
ありのままに記録された素材 映像を編集してまとめた映像作品」とある。
たとえば 体操のインストラクターの場合、実際のレッスン中に撮影を行う。
田中氏はリアルなドキュメンタリー、つまり人物を自然な表情で撮影することを得意としている。
まるでビデオを撮るように、 自然にアプローチするという。
顧客からも「存在を消して、空気になってる」と言われるほど。「私はコミュニケーションをあまりとらずに、その自然な仕草を撮影していく」。
撮影時の声かけなくして、ありのままのその人を写すのが、田中氏流のスタイル。
例えば子供の場合、好きなように遊ばせておいてその様子を撮影するのだ。
それに加えて、話しやすく安心できる人柄であることも大きく関与しているだろう。「起業家撮影の場合、そのサービスの対象となる顧客は何を知りたいのか、
何を見たいのかと考えて撮影する。
レッスンの受講生の表情や出来上がりのアップを意識して撮る。
さらにバリエーションも多く撮影する。
人物、建物、小物、 部屋などを中心に撮影し、HP上でのサブカットとして使えるように配慮することを心がけている」。また、田中氏のブログに『撮影レポート』として、
撮影風景やその起業家自身のことを紹介。
facebookなどで『撮影レポート』を見た人が、
そのビジネスに興味をもってもらうことが狙いである。「私も同じ起業家。同じ目線に立って、
どうしたらビジネスの魅力をPRできるかを
一緒に考えながらの共同作業をしている。
悩みや苦労に共感できる立場だからこそ、
起業家に寄り添った撮影ができるのだと思う」。【スタジオNOW 2012年 11月号掲載記事】