昨日、ヨガをしていたら
「広田泉さんの写真が、世界に広がっていくイメージ」
が降ってきました。突然。
ヨガをしているとき、私は動的瞑想・・・動きながら瞑想をしています。
静かに動いていく中で、邪念や、アイディアや、メッセージなどが思考として降りてくるのですが
その思考の渦中に入らず、ぼんやりと上から俯瞰して、それが消えるまで、ただ上から眺めているようにしているのです。
いつもだったら、その思考の数々はヨガをすることによって「イマココ」に戻るのですが
昨日はそれがいつまでも消えなくて。なんでだろうって思っていました。
22:30過ぎ。家に戻ってスマホ開いたら
真っ先に飛び込んできた「広田泉写真展」のお知らせ。
写真展の日程が、3回忌にあたるという偶然。
奥様の文章を読んでいたら、「あ。泉さん、あっちで動いてるな」
ってわかって、笑っちゃいました。
あれだけ、エネルギーが溢れている人だから、そりゃ、伝わるよね。
~ ~ ~
私の写真人生の中で、幸運だと思うことのトップは
「広田泉という写真家から写真を教わったこと」だと思う。
いろいろ、叱られたこともあったし
ディスられ、反発したこと多々あったなかで
広田泉さんから褒められたことは3回くらい。
私は本気で褒めてくれたその3回の言葉を、
大切に大切に
写真で生きていく糧にしています。
写真であれ、
バイクの世界であれ、
災害ボランティアであれ。
それぞれのシーンで、広田泉という人は、強烈だった。
エネルギーの塊そのものだった。
こうやって広田泉さんの影響を強く受けた人って
私だけじゃなくって日本全国、たくさんいるんだろうな。
~ ~ ~
広田泉さんの写真の前に立つと、私の内側から不思議なことがおこります。
なぜか、笑いたくなる。
別に、ニヤニヤする写真では、ないのに。です。
この現象は、今のところ3名の作家さんの作品を見ると起こる現象なのだけれど
私は、それがどうしてなのか、未だによくわかりません。
以前、広田泉さんに聞いたことがあるのです。
そうしたら、返答はこうでした
「写真に、仕掛けをしている」
!!!???
一体、その仕掛けとやらは何なのか、
当然、答えは教えてくれなかったから
未だに、謎なのです。
1時間で1000カット撮る私とは逆で、
泉さんは、無駄にシャッターを切らない。
その1カットの中に
ありったけの技術と、想いと、魂と、意志と、
その集大成とも言える最高潮のイメージを込めてシャッターを切る
「どんな色で」
「どんな構図で」
「どんな光で」
一体、泉さんは 写真になにを仕掛けたのか
久しぶりに、会ってこようと思う。