サイトアイコン しいれいフォト|横浜の女性カメラマンによる出張撮影

「マイノリティ」の力になりたいっていう想いは、学生時代の「普通」っていう言葉の違和感から。。。

 
 

 
 
通っていた大学は、障害を持つ人が多くいました。

車椅子の人がいて段差があって困っていたら
友人じゃなくても遠くの方から走って、手助けしたり

耳の不自由な人が授業で隣に座ってたら
筆談したり、、、そんな大学でした。

実家から大学までは90分で行けるのですが
私はなぜか寮生活というものをしてみたくて
途中から学生寮に入りました。

6畳に2人。
ルームメイトは、めちゃめちゃキレイなんだけど
なぜか下駄を履いている子。
キャバクラでバイトをしていて、でも新聞はきっちり隅々まで
読んでる真面目な子だったな。

ひとつ隣の4人部屋には、脳性麻痺の子がいました。
彼女の発する言葉は、聞き取りづらかったけれど
ちゃんと集中して聞けば理解できるし、話ししててもおもしろい。
恋愛の話とかも、したよ。

彼女は、ほとんどのことは自力でできる。
お風呂の時は一緒に入ってヘルプが必要な時だけ
ちょっとだけ手助けするくらい。

ある日、新聞記者の卵だった方が
脳性麻痺の障害を持つ彼女を取材したいということで
取材に立ち会ったことがあります。

取材は和やかに進んでいましたが
記者が何気なく発した「普通の人は・・・」
という言葉に、私は、凍りついてしまいました。
あまりのショックで、その記者に抗議もできなかった。

隣にいた彼女は、平気なふりをしていたけれど
きっと傷ついていたのではないかな。

 
 

やどかりみさおちゃんのブログを読んで
そんな大昔の話を、思い出しました。

▶「普通」という凶器。やどかりみさお さんのnote 2020/01/23

ああ、そうだよなって思った。
「普通」って言葉は、凶器だ。

わたし。。。
「マイノリティ」の力になりたいっていう想いは、
学生時代の「普通」っていう言葉の違和感からはじまったのかもしれないな。

  

さて。
やどかりみさおちゃんブログ。

一人の意見を尊重して
雨の中連れ出した保育士さん。

そして。

雨の中、9人が室内で遊ぶって言っていても
外で遊びたいと言った たった一人の子。

その子のお陰で、今まで知らなかった世界を
9人の子は知ることができるということ。

  
改めて、気づきました。

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