私が常磐先生の写真クラブに通ったのが2009年。
もう11年も前なのですね。
常盤とよ子先生のご冥福をお祈りいたします。
常盤とよ子追悼展開催のお知らせ
常盤とよ子氏は、戦後の横浜に生きた女性たちを数多く撮影して、優れた作品の数々を生み出した、
横浜を代表する写真家の一人です。当館では、2018年度に数千点に及ぶ常盤氏の写真や関連資料の寄贈を受け、整理と公開作業を進めてきました。
昨年12月24日に惜しくも逝去された常盤氏を追悼して、常盤氏の軌跡を紹介する展示と常盤氏の代表作である横浜の女性たちを写した作品の展示を開催いたします。
2つの展示をあわせてご観覧いただければ幸いです。【会期】1月18日(土)~3月29日(日)
【会場】 横浜都市発展記念館
第一部「写真家・常盤とよ子の軌跡」4階常設展示室
第二部「常盤とよ子が写した戦後横浜の女性たち」旧第一玄関
【2020/9/20追記】
9/22まで追悼写真展 開かれています!
東京新聞 2020年9月18日 07時35分
戦後の横浜で働く女性を追った写真家、故常盤とよ子さんの作品を紹介する追悼展が、横浜市中区の横浜都市発展記念館で開かれている。戦後の街をありのままに写し、社会問題を浮き彫りにしてきた力作が並ぶ。22日まで。(丸山耀平)
常盤さんは1928年、同市神奈川区の酒問屋に生まれた。戦後、夫で写真家の故奥村泰宏さんと出会い、写真家になり、働く女性にレンズを向けてきた。56年の個展「働く女性」や57年に発表した写真エッセー集「危険な毒花(あだばな)」では、同市南区真金町周辺の赤線地帯で働く女性たちを写して注目を集めた。
追悼展は、昨年12月に常盤さんが亡くなったことを受け、同館調査研究員の西村健さん(41)が企画した。2部構成で、1部は、常盤さんの人物像を写真や資料で紹介。45年の横浜大空襲で父を亡くし、駐留する米兵にこびを売る女性への憎しみから写真を撮りだしたという。2部は常盤さんの作品26点を紹介。赤線地帯で働く女性が街中で歌う姿などを切り取っている。初めは隠し撮りだったが、何度も足を運び親交を深めるうちに、同性として将来を案ずるように変わり、性病検査の現場や婦人更生施設にいる女性も撮影するようになった。
西村さんは「戦争が終戦から何年も影響を与えることが分かる、地域史を考えるために必要な資料。後世に伝えていく必要がある」と話す。観覧料は高校生以上200円、小中学生と市内在住の65歳以上は100円。問い合わせは同館=電045(663)2424=へ。
戦後占領下の横浜を活写 横浜で常盤とよ子さん追悼展
2020年9月13日 10時30分 朝日新聞
戦後まもない横浜でカメラを携え、米軍の占領下で変化しながら立ち上がる街や人々を記録した写真家の常盤(ときわ)とよ子さん(1928~2019)。その足跡をたどる追悼展が、横浜都市発展記念館(横浜市中区)で開かれている。昨年12月に亡くなった常盤さんは働く女性をテーマにした作品で知られ、美容師や看護師、女子プロレスラー、夜の街で働くダンサー、ヌードモデルなど幅広い職業の女性を取り上げた。なかでも注目を集めたのが、横浜市内にあった売春街の赤線、青線地帯で働く女性を写した作品群だ。
追悼展を企画した記念館調査研究員の西村健さんによると、こうした女性に目を向けた当初の理由は「親の敵(かたき)」だった。常盤さんは1945年の横浜大空襲で父を亡くした。駐留する米兵にこびを売り、迎合するような日本人女性は憎しみの対象だったという。
米兵相手にじゃれたり、肩を並… 続き>
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▶ 2018/12/22 ドキュメンタリー女性写真家の草分け『常盤 とよ子』氏写真展へ行ってきました
▶ 2009/10/28『危険な毒花』の、常盤 とよ子先生から写真指導 受けてます
こちら、とっても面白いです。
絶版ですが図書館にあると思うのでぜひ読んで!
素晴らしい良書です。
ドキュメンタリーカメラマンにとって、必読。
ぜひ再販してもらいたい。。。。