東日本大震災から2年。
TV番組で「災害が風化されている」現状と
風化させないためにはどうすればいいか
という内容のことを放映していた。
確かに、風化させちゃいけない。
でも。
私は逆のことを祈ってる。
被災地の人たちへ。
どうか記憶を風化させてください。
その記憶の痛みがどうか、ごっそりと
消えてなくなりますように。。。
って。
がれきが日常にあると、
意識しないまでも
魂の奥の奥で、あの記憶がオリのように
積み重なってしまうから。
ボランティア仲間と、被災地へ行った時のこと。・・・言葉が出なかった。
どうか。被災地の方たちだけは
あの日の記憶がなくなりますように。
そのためには、少しでも明るい兆しのある場所をつくることが必要。
子ども達に遊び場を!
と、立ち上がったのは有志ボランティア。
私はまだ一度しか参加していないけれど
みんなは定期的に、都内などから南三陸へ通って活動をつづけています。
そんな仲間の活動が先日、新聞に載りました。
川崎の社団法人が南三陸町で子どもの広場整備計画/神奈川
神奈川新聞 2013年3月12日
子どもたちが自由に走り回れる遊び場を-。
川崎市宮前区に事務局を置く一般社団法人・さとうみファーム(金藤克也代表)が、
東日本大震災で甚大な津波被害を受けた宮城県南三陸町で広場を整備する計画を立てている。
子どもたちの笑顔を引き寄せる遊び場から、地域全体の再生を目指そうという試みだ。
同町へ足を運び続けるメンバーは、整備の実現に向けて広く支援金を募っている。
支援の始まりは、震災後に南三陸町などでボランティアをしていた個々人が集まり2011年9月に結成した「さとうみプロジェクト」。
息の長い活動をしようと、12年6月に同法人も立ち上げた。
神奈川や都内在住の約30人が所属し、夏祭りやシーカヤック体験といったイベントを現地で企画したり、漁師や商店街の作業を手伝ったりしながら、地域との関係を築いてきた。
南三陸町への訪問を重ねる中で、保育士の浅沼裕美さん=川崎市多摩区=は、ずっと気になっていることがあった。外で子どもたちの姿を見かけることがほとんどなかったのだ。
地元の保護者らに理由を尋ねると、公園や広場は津波で流され、遊べる場所は仮設住宅の駐車場や家の中に限られていることを知った。仮設住宅では車の出入りがあり危険な上、住民に迷惑を掛けまいと、子どもたちが伸び伸びと走り回れない現状があるという。
「子どもたちは遊びを通して人との関わり方を学び、心のバランスを保っていく」。
保育士として10年以上子どもと関わってきた経験から、浅沼さんはそう実感する。
被災地の子どもたちを取り巻く環境の改善の必要性を痛感する中で、1年ほど前に遊び場整備の計画が持ち上がった。
地元の観光協会などの協力を得ながら、仮設商店街近くにある約660平方メートルの土地を借りた。
夏休みを迎える7月のオープンを目指し、柵や花壇、手作りの遊具などを設置していく予定だ。
約250万円を要する整備費用は、インターネットで支援者を募る「クラウドファンディング」のサイトを通じて支援を呼び掛け、11日現在、95万円近くが集まっている。
浅沼さんは「支援が多ければ多いほど、遊具の数などを充実させることができる」。
金藤代表=同市宮前区=も「子どもが笑顔になれば大人も地域も元気になる」と、多くの協力を求めている。
支援希望者は同サイトhttps://readyfor.jp/projects/minamisanriku-kodomonoasobiba へ。
問い合わせは、同法人電話090(8603)0327。
「クラウドファンディング READYFOR?」
南三陸町歌津地区に子ども達が笑顔で楽しめる遊び場を。
スポンサー募集終了まで あと4 日です。
目標金額 800,000 円ですが、目標を達成した後も、
募金は続けられていて
現在の達成金額 1,025,000 円です。
支援した人数 52人
事務局長の、浅沼さん。
さすが保母さん。赤ちゃんを抱く姿は、神を感じたよ~。
キミの笑顔が、どんな大きな救いなのかって、知ってる?
最後に追記。
被災地は、風化を。
そして、被災地ではない場所では決して風化をさせないように。
そのために、写真というツールがあるんだなと思う。