奥会津で活動を共にした拓さんが新聞にのっていました!。
台風12号、被災集落でコーヒーサービス 埼玉の男性
( 2011年9月11日03時51分 産経新聞)
台風12号による紀伊半島豪雨の被災地、和歌山県那智勝浦町市野々の集落に焙煎コーヒーの香りが漂う。東日本大震災の被災地でボランティアとしてコーヒーサービスを続けていた男性が、今度は和歌山に駆けつけ、被災者に一時の憩いを提供しているのだ。
レストラン経営の経験がある、さいたま市の横山拓さん(23)。7月、旅先の福島県郡山市で福島第一原発事故から避難してきた人に出会った。「いつ戻れるかわからない不安にあふれていた。少しでも何かできたら」と、トラックに積んでいたコーヒーメーカーを使ってボランティアを始めたという。
7日に和歌山の台風被害を知った横山さんは、被害の大きかった那智勝浦町へ。市野々小学校にトラックを止め、さっそく無料でコーヒーの提供を始めた。
「無料です。飲んでいってください!」
小学校への避難者、泥水で汚れた住宅の片付けをする住民、支援に駆けつけた職員…。ぬくもりのあるコーヒーにいくつもの泥のついた手が伸びる。
ライフラインも満足に復旧しない被災地では本格コーヒーは贅沢品。「こんなところで本格的なコーヒーが飲めるとは思わなかった。本当にありがとう」。そう話す被災者の曇りがちな表情が、少し晴れるのを見ることにやりがいを感じるという。豆を焙煎する間、被災者の悩みや思いに耳をかたむける日々だ。
「自分の持ち味を生かしたボランティアをやればいい。僕はコーヒーを飲んで、少しでも幸せになってもらいたいんです」
台風12号:ボランティア駆ける 紀伊半島豪雨、宮城・石巻から和歌山へ
毎日新聞 2011年9月11日 大阪朝刊
東日本大震災から半年。甚大な津波被害を受けた被災地のボランティアが、台風12号の豪雨で被災した和歌山県で住民への支援活動を始めた。
台風12号の被害が大きかった和歌山県那智勝浦町の井関地区で、東日本大震災を受けて宮城県石巻市で活動していたボランティアグループ「石巻ボランティアベース絆」のメンバーが新たな拠点を置き、活動を進めている。濁流にのまれた家々での作業では、津波被害の大きかった石巻で学んだノウハウが生きるといい、住民から頼られる存在となっている。
「絆」は震災直後から石巻に駆けつけた全国のボランティアらが自然に集まってできた。台風の被害状況を聞き、今月5日に開いた石巻での会議で、希望するメンバーが和歌山に行くことを決めた。6日に井関地区の民家の一角を借りて仮事務所とし、現在、約10人が活動している。
メンバーの横山拓さん(23)=さいたま市=は「石巻にも和歌山から来た仲間が大勢いた。放っておけなかった」と話す。民家に濁流が流れ込んだ井関地区は、津波被害の大きかった石巻と状況が似ているといい、「泥かきなどの経験が生きる」という。
住民は当初、作業の依頼を遠慮している様子だったが、今では「うちにも手伝いに来て」と次々に声がかかっている。手伝ってもらった野沢れい子さん(56)は「ごちゃごちゃになった家の中を片づける順序を教わりました。経験豊富な人たちが手伝ってくれると本当に心強い」と喜んでいた。【花澤茂人】
では。いってみましょう。
拓さんWORLD。
2011年8月13日 福島県 金山町にて。
2010/10/3 追記です。
台風被害の和歌山那智勝浦町に、福島から駆けつけコーヒー無償提供
2011.9.28 17:05 産経新聞
紀伊半島豪雨で大きな被害を受けた和歌山県那智勝浦町の避難所に、軽トラックの荷台でコーヒーを入れて無料で配り続け、被災者にひとときの安らぎを与えている男性がいる。
さいたま市の横山拓さん(23)は、東日本大震災や7月の新潟・福島豪雨の被災地で同様の活動をしていた。紀伊半島の被害を知り、福島県から一人で車を飛ばし9月7日に那智勝浦町に駆けつけた。
「どの災害でも家族や自宅を失って大変な思いをしている。そんな状況だからこそ一息ついてほしい」と横山さん。飲食店を経営していた経験を生かして作るコーヒーは、ブラジルやコロンビア産の豆をいって入れる本格派だ。
「ええにおいやな」「飲ませてもらうわ」。夕方、仕事や自宅の掃除から避難所に戻って来る人たちから次々に声が掛かる。多い時は1日80杯。避難所で暮らす男性も「心に染みるな」と味をかみしめる。