まただ、と思った。
「物」を見てるのに、撮り手である「写真家」の感情が見えるという不思議・・・。
鉄道写真家 広田泉氏が2011年3月11日から見てきたもの。
震災発生直後から現在までの写真集大成をスライドショーとしてまとめたものを見た。
以前Silkypixの方より「このスライドショーは20分以上あるのに全く飽きない」
という言葉を聞いていた。
そんなことってあるのだろうか。20分ものスライドショーを飽きないことなんて。
と思っていた。
本当だ。実際見てその写真の力のすごさに、圧倒された。
ひきずりこまれる。
目の前にあるのは「写真」なのにそれは風景とかそういう物体ではなくて
「感情」そのものだったから。
どうしようもない悲しみがあふれだしてきて、こちらに迫ってくる。
鉄道や、訪れていた土地に対する愛情、悲しみがごうごうと迫ってくる。
そしてその悲しみは、だんだんと復興の機動力へと変動していく様子。
被災地鉄道支援写真集「ここから始まる。」
この写真集は三陸鉄道とひたちなか海浜鉄道に寄付する目的で作られました。
収益の全てを寄付するというもの。
以前も途中経過として広田氏より寄付金は渡されていた↓
http://tetsudoshashin01.blog17.fc2.com/blog-entry-728.html
今回、ひたちなか海浜鉄道へ寄付する場面を実際に見ることができて
ちょっと感激してしまった。
広田さんはこの一年もの間、会津、石巻、南三陸、那智勝浦への支援活動をしていました。
そして先日発生した茨城・栃木の竜巻災害へも早々に動くという機動力には驚きました。
http://tetsudoshashin01.blog17.fc2.com/blog-entry-2253.html
ボランティア体制が整う前が勝負だという。
国や自治体よりも、早く動く。
そんな熱い男、広田泉氏のツアー
日本旅行「広田 泉さんと行く 会津モリモリツアー」
こちらも、なんとか鉄道を盛り立てて行きたいという広田氏の思いがつまった企画!
おそらく、例のスライドショーも上映される・・・と思います。
私の写真もこの中からいくつか出ています。
実際のボランティア活動の様子⇒☆
以上、ひたちなか海浜鉄道の電車をまるまる貸し切って
トークショーをやってしまう企画CPXレポートのつづきでした。
CPX 過去のレポートを読む⇒☆