財団法人 高柳記念電子科学技術振興財団が、優れた科学番組放送に表彰する高柳記念賞を発表。
奨励賞 富山テレビ放送「富山湾 あいの海」
師匠から「富山で水中撮影があるので手伝わない?」
と言われていた案件でした。
喉から手が出るくらい、行きたかった。
すったもんだ悩んだのですが・・・というか悩むも悩まないも体が動かないからどうしようもなくって泣く泣くお断りをした経緯がありました。
私は残念ながら撮影には参加できませんでしたが
現地から電話をいただいた時に後ろから聞こえてくる談笑の声がなんだか楽しそうで
現場はきっといい雰囲気で進んでいるのだろうなと感じ取れました。
負傷して動けない私に、その状況を分かった上で
「リハビリだと思って撮影手伝わない?」と何度も誘ってくださった能勢さんに感謝。
そして、そんな私を受け入れてくれようとしていた富山のスタッフの方の心の広さ。
きっとそんな撮影者側と、富山の人たちの味わいの深さが映像に出ているのでしょうね。
富山の友人にDVD録画を頼んだのですが私のデッキが悪いのか未だ、見られません。
富山の局長さん!その節はありがとうございました。
でも・・・せっかく送ってくださったのに見られません。ゴメンナサイ)
ん~。見たいです。
全国放送しないかしら。
以下、能勢広カメラマンの日記より。
本日 受賞についてのマスコミ発表がありました。
財団法人 高柳記念電子科学技術振興財団が、優れた科学番組放送に表彰する高柳記念賞を発表。
高柳記念賞にドキュメンタリージャパン「クエスト 探求を行く 宇宙エレベーターで宇宙へ」
企画賞に福井放送「ニッポンの恐竜はどこからきたのか」
奨励賞にNHK「NHKスペシャル 病の起源第4集 読字障害 文字が生んだ病」
奨励賞 富山テレビ放送「富山湾 あいの海」
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これが今回 自然撮影を担当した富山の作品です。
企画から合わせて、1年半かかって完成しており、何度も何度も富山に通って構成組んだり、撮影を行いました。
予算は150万くらいで、NHK等に比べるとはるかに低予算で制作しており、僕の給料も出せなくなりそうな 困窮した制作環境で今回 受賞を果たしております。
ほぼマンパワーと、負けん気だけで勝負した作品で、とにかく撮影中は、地方局でもNHKの自然番組に勝る作品を制作すること、そして人の生活の為になるものを残すという目標を掲げ、がんばってやりました。
構成を組んでいるときは、局の上の人間が、「この構成は映像を組み合わせただけのプロット」だの、「タレントを出せ」「リポターを出せ」と、かなり横やりが入りましたが、富山在住の監督と、僕とで、断固として横やりを撥ね除けて、民放の色をぬぐい去るような、固い作品に仕上げています。
撮影途中は、周囲から失敗するから辞めろと言われ、「本当にこの構成でいいのだろうか?」と、疑心暗鬼でありましたが、こういう形で奨励賞でも受賞出来た事は、本当に撮影を遂行して良かったと嬉しく思います。
前回の日記で数多くのお祝いのコメントを頂き、本当にありがとうございました。
自分はみんなの励ましがあるので、がんばってやっていく事が出来ています。
これからも、人の生活の為になるような作品を撮影していく所存ですので、今後とも どうぞ応援の程 宜しくお願いいたします。
本当にありがとうございました。