先日、写真クラブの柳瀬桐人先生から、写真展のお誘い
があり、ご一緒させていただきました。
先生は、明治安田生命「マイハピネス フォトコンテスト」の審査員でいらしゃいます。
先生は、生徒である私たち以上に写真に対する情熱が熱く
しかも写真や私たち周りの生徒に対しても謙虚な方でいらっしゃいます。
もう、それはそれは感動します。
さて。その柳瀬先生と写真クラブのKさんと同行したその写真展とは。
林ナツミ展『本日の浮遊』
Natsumi Hayashi Exhibition: “Today’s Levitation”
「本日の浮遊」というテーマで自分自身が空中に浮かんでいる写真を
一日一カット一年継続して発表するプロジェクト。
私は、こりゃ、合成かと思ったよ。
でも、違うのだそうです。
恵比寿のギャラリーへ着いたら
なんと林ナツミさんがいるではないか。
もうたっぷり30分くらいおしゃべり。
本当にガチ撮りなんだそうです。
多い時は300カットも撮影したとか。
これ、見てください。よわよわカメラウーマン日記
Nextで、どんどん過去の写真も見てください!
すごいでしょ。
林さんは、はじめ自撮りをしていたそうなのですが
次第に別のカメラマンに撮ってもらう様になったのだとか。
この写真を撮るカメラマンってどんな人なんだろう
って、ものすごい妄想が。。。。
そしたら、なんとこの場にいらっしゃいました。
写真家 原 久路氏。
お二人とも、本当に感じのよいステキな方でした。
撮影秘話も、たのしく聞かせていただきました。
林さんは元、バレリーナをされていたとのこと。
激しく納得。
普通の人は、あのジャンプはできない。
私が、林さんの世界で一番魅かれたのは。。。
浮遊している林さんの世界に彩を添えている脇役たち。
その周りのキャストが、ドキュメンタリー だ! ということ。
全て、一期一会のスナップの魅力。
作りこんだ演出と、偶然がもたらす面白さがミックスされた
本当に見ごたえのある作品たちです。
恵比寿へ行った際は、ぜひぜひ行ってみてください。
きっと、不思議な気持ちになります。
そして、写真のおもしろさを体感できるはずです。
林ナツミ展『本日の浮遊』
期間:2012年6月16日(土)~7月29日(日)まで会期延長
会場:MEM
12:00-20:00 月曜休廊
※7月16日(月・祝)は営業。
林ナツミは、「よわよわカメラウーマン日記」という自身のブログで、2011年元旦より、「本日の浮遊」というタイトルで自分自身が空中に浮かんでいる写真を一日一カット一年間継続して発表するプロジェクトを始めました。その日彼女がいる場所で、何のトリックもなく、その場でジャンプして撮影される写真です。ナツミ独特の表情と相まって不思議な浮遊感覚と無重力感を醸し出しています。
ナツミはブログに加えツイッター(現在フォロワーが10,900名)とフェイスブックで自分の活動を展開、プロジェクトの主な舞台はインターネットです。
彼女のブログは立ち上げから数ヶ月を経て台湾や中国はじめアジア中に浮遊写真のブームを興し、自分の浮遊写真をとる人々が続出しました。中国では「東京浮遊少女」という名前で紹介され、瞬く間に各種メディアが取り上げました。
急速な経済的発展に伴う旧体制からの飛躍や、高度資本主義社会への加速的移行を見せる中国をはじめとするアジア諸国の若い世代が、ナツミの浮遊写真に新しいフロンティアへジャンプする自分たちの未来を重ね合わせたのかもしれません。
ナツミのブログには、アジアのみならず、ヨーロッパ、北米、南米、スカンジナビア、ロシア、中東の人々からも多数のコメントが寄せられています。西欧でも無数の個人のブログからニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナルなどのメジャー誌までが、彼女の活動を写真とともに紹介しました。
ナツミは、重力の存在は我々を束縛するくびきの象徴であり、「我々は皆重力の影響下にあると同様、社会的なストレスに影響されています。ですから、瞬間でも私の写真を見ることによって現実のストレスからの解放を感じてもらえれば良いと思っています」と、あるインタビューで語っています。実際彼女は、空中に浮いている瞬間重力から解放されていて、その行為を日記として継続的に発信することで、束縛からの解放についての強いヴィジュアルメッセージを発信しています。
本展は、ナツミが従来のインターネットでの活動に加え、物理的な展示会場に活動の場を展開するはじめての試みです。青幻舎から出版される写真集の出版記念展も兼ね、林ナツミの初めての個展として開催致します。
写真集も発売予定とのことで、楽しみです♥
まさしく、飛ぶように売れるんだろうな。
『本日の浮遊 Today’s Levitation』
The New York Timesの記事