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「余命1ヵ月の愛犬と、家族写真を撮ってください」vol.3
~天国へのパスポート~

 

 

以前書いたこちらの日記「余命1ヵ月の愛犬と、家族写真を撮ってください vol.2」 の続きです。

田中しいれい様

突然のメール、失礼いたします。
私は、余命1ヶ月の愛犬まめと家族の撮影をしていただいた娘〇〇の母です。
その折はありがとうございました。
また、ブログにも取りあげていただき、
まめと私たちのことが記憶されていることをとても嬉しく思っております。

まめのその後のことをお話させていただきたく、メールを差し上げました。
娘たちから既にご連絡さしあげていましたら、重ねてとなることをお許しください。

まめは5月3日に亡くなりました。昼まで元気にしていましたが急変し、
その日の夜、娘たちに抱かれながら安らかに天国に行きました。
苦しむことなく眠るような最期でした。

獣医さんからは余命1ヶ月といわれましたが、3ヶ月以上生きることができました。
奇跡が起きたのは家族がまめと笑顔で接することができたことも一因だと言っていただきました。
家族が笑顔になれたのは、娘〇〇がお知らせしたとおり、
しいれいさんに撮影していただいて以来でした。

今、私は毎日、しいれいさんに撮影していただいた、
私がまめを抱いた写真を手帳にはさみ、
暇があれば眺めています。

すると、まめの匂い、やわらかな毛の感触、からだの重みの感覚とともに、
まめへのいとおしさ、間もなく訪れる別れへの怖れ、
あの時、私が感じていたまめへの思いが甦ってきます。

写真がこれほどまでに人の気持ちや空気感を伝えるものだと
考えたことはありませんでした。

まめもまた、私の気持ちを理解している、
まるで人間のような表情をしています。

写真は風景の切り取りやただの記録ではなく、心の表現なのですね。
しいれいさんが、私たち家族の思いを汲み取ってくださったからこそと思います。

撮影していただいて本当に良かったと心から感謝しています。
撮影していただいた写真は私たち家族の宝物になりました。

これからも素敵な写真を撮り続けてください。
本当にありがとうございました。
またいつかお願いしたいと思います。

 

そうでしたか。。。。

その後、ご家族がまめ君と、笑顔で過ごされたこと、
そして、まめ君の最後が安らかだったこと、
しかも、お嬢さん達に抱かれながら・・・
ということで、
まめ君、本当に幸せな最後だったのですね。
お知らせいただきありがとうございます。

メールを拝見し、涙が止まらなくなりました。

>まめもまた、私の気持ちを理解している、まるで人間のような表情をしています。

本当にそうですね。
私も写真を編集しながら、同じことを思っていました。
まめ君、まるで全てわかっているかのような表情です。
つくづく私はまめ君に呼ばれたのだな、と。

まめ君が、ご家族のために 「粋なはからい」をして
私を呼んだのだなと。

そんなことを、結構私は本気で、
感じています。

まめ君、今ごろ 天国で笑ってるかな。

 
 
「余命1ヵ月の愛犬と、家族写真を撮ってください vol.1」

「余命1ヵ月の愛犬と、家族写真を撮ってください vol.2」 

 
 

【後記】

この撮影をお受けすることは実はとても覚悟が必要でした。

まず撮影前に
伊勢山皇大神宮へお詣りをしました。

そして、
撮影後にはお礼参りへ再び行きました。

どういう気持ちでその家族と向き合うのか。
私は、どういう想いで もうすぐ命がなくなるという
ワンちゃんにカメラを向けるのか。

静かな、自分自身との会話がありました。

撮影前に神社へお参りをすること、
そして、撮影が終わったらもう一度神社へ行ってお礼参りをすること。

そんなアドバイスをくれたのは、友人でした。

改めて、関わってくださった 全ての方へ感謝いたします。

  

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