秋から1月までずっと仕事オンリーで
プライベートも休みもなく、ひたすら撮影と編集作業に追われている毎日でした。
そして2月。
この時期はカメラマンにとって、閑散期にあたるのですが
私にとって2月は仕事ばかりで枯渇してしている自分自身への
栄養補給 インプット月間です!
セミナーへ行ったり
美術館や写真展へ行ったり
同業のカメラマン仲間と会ったり
友人と知らない場所を散策してみたり。。。
とにかく自分自身への仕入みたいな時期です。今。
というわけで
先日、富士フイルム主催、プロフェッショナルセミナー2017 in TOKYO
へ参加させていただきました。
実は私、撮影セミナーに相当数 行っています。
もう趣味と言っていいくらい。
撮影歴10年超えてもいまだに年10回は行っている。
かけだしの時はもっとだからトータル200回以上……( ̄▽ ̄ )。
どうしてこの期に及んでも撮影の勉強を続けるのか。
それは新しい撮影技術だったり
編集ノウハウだったり
技術的な仕入をしたくて動いています。
でも正直、
撮影についての心構えだとか
マインドだったり
フォトグラファーとしての根幹にかかわる部分は
もう、お腹いっぱい
なわけです。
今回の渡辺美沙さんのセミナーは
「写真で見える愛の時間」「写真の価値と営業戦略」という
2本立てのテーマでした。
特に「写真で見える愛の時間」については
フォトグラファーとしてのマインドの王道を行く内容で
お腹いっぱいな部類にあたるはずだったのですが。。。
もう、直球で響いてしまって
どうしようもなかった。
終始 涙がツーツーと流れて仕方なかった。
写真の裏側にある 家族の思いだったり
エピソードに
深い深い思いがつまっているということ。
写真が持つ本当の深さを
言語化して形に見せられた時
もう、完全に打たれてしまったのでした。
そして最後に
フォトグラファーというのは、
なんて素敵な職業なのかと
改めて思ったのでした。
さて。
今日の家族撮影は これでした。
「余命1か月の犬と家族写真を撮ってください」
私。このお申し込みメールを見ただけで涙が出ました。
そして、私にできる力で全力で写真として残そうと
この撮影をお受けさせていただきました。
撮影前に 私にとってのパワースポット
伊勢山皇大神宮へお参り。
ご家族とワンちゃんにとって
いい時間を過ごせますように。
ご家族の思いが写真に表れますように。
お祈りしてきました。
お家へ行ってみると
ワンちゃんは余命1か月だとはとても思えないほど
元気な姿を見せてくれました。
集合写真
ご家族ひとりひとり 抱っこして撮影。
ご依頼者は秋にご結婚をされるということで
その前撮りもしました。
私は撮影しながら絶対泣いてしまうって思って覚悟して行ったのですが
ワンちゃんは 思いの他元気で、
穏やかな笑いにつつまれていて
とっても幸せな撮影だったのです。
なんか。。。
こういう撮影って
呼ばれている気がするのですよね。
依頼者というよりも
ワンちゃんに。
「家族のために写真残して!」
っていう。。。
気のせいかな。
とにかく。
ワンちゃんとご家族の写真が撮れて
よかった。
本当に、よかった。
もう一度、伊勢山皇大神宮へお礼参りをしてきました。
今回 無事に撮影ができたことのお礼と、
そして、
ワンちゃんが天国へ行ったとしても
この写真を見て家族が幸せな気持ちになれますように。。。と。
私を選んでいただいてありがとうございました。
この写真たちが、あなたのかけがえのない宝になりますように・・・
お客さまへ納品後、お便りをいただきました。 につづく。。。