サイトアイコン しいれいフォト|横浜の女性カメラマンによる出張撮影

鎌倉で、突然上から滝水が降ってきた。

先日 日曜日、鎌倉鶴岡八幡宮前の細い道を歩いていたら
突然上からバケツをひっくりかえしたような
・・・というより、それ以上の大量の水が
ドバ~って降ってきた。

冷たい!って振り返ったら、
その露店で食事をしていた女の子が
頭から水かぶってずぶぬれ。

水はどんどん上から降ってくる。滝のように。
女の子は、濡れるに まかせて
茫然と座ったまま。

お父さんが慌てて抱きかかえて避難して
はじめて女の子は 泣いた。

そりゃ、泣くよね。

 

気づいたら私も結構水かぶってた。
あの女の子と私とは わずか1メートル。

私も頭から被っていてもおかしくなかった。
大切な七五三撮影の直前に起こった出来事。
あの時 私。頭から水かぶってたらどうしてただろう。

想像すると、ぞっとする。
とりあえず、ずぶ濡れでもなんでも
撮影はするだろうな。

だって、七五三だもん。
パパ、ママ、そして主役のキッズ
加えて遠くからおじいちゃん おばあちゃんも
来ていたりするから
絶対に穴は開けられない。

でも、あの女の子、あれからどうしてただろう。
あの水の勢いだったら、来ていたダウンコートの中も
びしょ濡れだったことが安易に想像つく。

ちゃんと温かくして帰ったかな。
風邪ひいてないかな。
すっごく気になります。

それにしても。。。
あの露店の天井から
どうしてあんな大量の水が落下したのか
すっごく不思議。
雨も降ってなかったのに。

そういえば私もあの女の子のような年に
レストランで上からラーメンかけられたこと
あったっけ。
ぶっかけた本人は、「あ。ごめんなさい」って言って
行っちゃった。

私もきっと「大丈夫です」って言ってしまったと思うし。
本当は全然大丈夫じゃないのに。

頭から滴り落ちる ラーメンの汁。
すっごくみじめだった。

子ども心に とっても傷ついた出来事でした。
でも、その後も何でもないように振舞っていた自分がいた。

 

今回の女の子は、あの時の私みたいな
気持ちの処理の仕方は しなければいいなと思った。

みじめさと、
はずかしさと、
そして、リアルな冷たさ。

どうか。

そのお店の人や、周りの人たちが
女の子をちゃんとケアしてあげていますように。

 

写真はこの日、鎌倉鶴岡八幡宮にいた 台湾リス。
えさは あげないで・・・だそうです。

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