シニア|長寿祝・生前遺影 日常写真|ドキュメンタリー 掲載されました(メディア他) 家族のこと(甥っ子の世界)

横浜・三渓園のチラシに写真掲載されました。~父と重なる風景~

 

三渓園 ハナショウブ チラシ

 

昨日フォトレッスンが終わった帰り道、
何気なく手に取った三渓園の広告チラシ。

どこかで見覚えがあるな、と思ったら
ちょうど3年前の今日 6月18日に撮影し
三渓園フォトコンテストで受賞した写真でした。
久しぶりに見て、じんわりと、うれしい気持ちになりました。

三渓園にはハスや桜、紅葉の時期だから・・・と
いつもは目的を持って行っていたのですが
この日はたまたま、妹と甥っ子が遊びに来ていて
「三渓園でも行こうか」と父も一緒にふらりと行ったのです。
まるで、近所のホームセンターに行くかのようなノリで。

後にも先にも父と一緒に遊びに出かけることなんて
初めてでした。

 

着いたら、「うわ!きれい」と歓喜の声を上げてしまうほど
ハナショウブが一面に咲き誇っていました。

私は そのあまりの美しさに、これはちゃんと撮りたい!と思ったのですが
実際は4歳と2歳の甥っ子と一緒だったので
落ち着いて撮ることもままならず・・・

「ちょっと待ってよ~」 と言いながら
急いでスナップ感覚で1枚撮り、走りながら合流したのを覚えています。

 

三渓園の池

 

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600px_IMGL5620-2

 

その、4ヵ月後。

「フォトコンテストに受賞したよ!あの時 行った三渓園の写真!」

という報告をした時、父はとても喜んでくれました。
言葉には出さなかったけれど、何よりもその表情が語っていました。
普通の会社員だった私が文字通り0からカメラマンになるということを
何も言わずにただただ応援していたのは父だったと思います。

 

その時父は、余命宣告を受け、入院中でした。
そして、1ヶ月もしないうちに私達の元から突然いなくなったのです。

 

今 この写真を見て あの時、三渓園に行ってよかったと 心から思います。
ホームセンターへ買い物とかじゃなくてよかったな、と(笑)

 

このハナショウブは、父が最後に放った元気な姿と重なります。
いつまでも、いつまでも大切な写真です。

三渓園 ハナショウブ

投稿日: 2015年6月18日 09:07

しいれい とは【see 見る】と【光を意味する ray】で 被写体の「光を見る」達人になりたいという想いから。ビデオグラファーの経験を生かしたドキュメンタリー撮影技法で、自然な表情を切り取るナチュラルポートレイトの提案をしています。「光=真のあなたの魅力」を写真を使ってお伝えします。

【受賞歴】
・エプソンフォトグランプリ入賞
・三渓園フォトコンテスト入賞
・Photoback for Biz Award(アルバム制作)金賞
・明治安田生命マイハピネス 8回受賞&CM採用

しいれい プロフィール詳細≫≫★
https://seerayphoto.com/about-seeray

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